Aさんは僕の『仕組み化の設計図』と『1万フォロワー・メーカー』の両方を買ってくださった方です(ありがたいことに、そういう方が非常に多いです)。
ブログ記事の路線を変更ということで、新記事を書いたので感想もらえますか?とのご相談でした。
そこでさっそく拝読して感想をお伝えしたんですが、
これってそのままブログ記事のネタになるかなと思ったので、感想アドバイスの内容をあなたにもシェアします。
・記事文章の説得力を増す方法
・記事内容の理解を深める方法
・読者に信頼される記事を書く方法
・印象に残る記事を書く方法
Table of Contents
ブログ記事の文章ってどう書けばいいの
ブログ記事の構成や読点の打ち方などの日本語の基本について書かれている記事は多いですが、
文章について書かれた記事はあまり見かけたことがありません。
そこで今回は、文章の書き方について解説しようと思います。
その文章術について解説する前に、以前から僕が疑問に思っていたことがひとつ解決したお話をいたします。
記事内容の網羅性は読者のためにならないこともある
『網羅性の高いコンテンツを作るべし』ということを聞いたことがありますでしょうか?
たしかに読者のことを考えたら多種多様の網羅性はニーズに応えることになります。
しかし、網羅性=多数 ではけっしてありません。
ただ情報が多数羅列されただけの記事はあまり役に立たない場合があります。
たとえば、ひとつしか選べないものについて検索したら、何十種類も網羅した記事が検索上位にあったのを見たことありませんか?
ひとつしか選べないのに多数提示されてもユーザーとしては迷うだけですよね。
Word Pressの無料テーマを何十個も並べられても、おそらく無料テーマを探している新人ブロガーさんはそのなかから選べません。
そもそも使ったことがないものなんですから、デザインで選んでいいのか、機能で選んでいいのか、速さで選ぶべきなのか、まったく分かりません。
もし、Word Pressの無料テーマに関するしっかりした知識が執筆者にあったら、何十個も羅列せずに『表示速度で選ぶならこれ』『デザインの美しさで選ぶならこれ』と少数ずつセレクトして紹介することができそうに思います。
『2019年オススメの海外ドラマ』といった内容であれば、たくさん羅列してもいいかもしれません。
つまり、記事の内容によって網羅が役立つ場合と役立たない場合がある、とうことです。
「文字数は2000字以上」がムダな網羅性を助長している?
このようなムダに見える網羅性が助長されてしまったのは、『記事は2000文字以上書け』という考え方とセットになっているように見受けられます。
実際にGoogle先生は「文字数は記事の価値に関係ないですよ」と言っていますが、ネット上を見ると『先生はそうは言っているけど、2000文字は書いたほうがいいよ』という意見が主流です。
そういった記事をたくさん読んでいってみても、『2000文字書くべき』の根拠は薄弱と感じられます。
主流として書かれていることは以下のようなことです。
・Google先生は情報が網羅されている記事を高く評価する。
・網羅するためにはある程度の文字数は必要なはず。
・だから2000字はやっぱり必要。
するとその記事を読んだブロガーさんは、こう考えます。
・2000字書くためにはたくさん網羅しなくちゃ。
……ということで、網羅というより羅列に近い記事が量産されているのではないだろうかーーといったことを以前からつらつらと考えていました。
Google先生が本当に求めていることは
ところが、さすがGoogle先生はそのことをちゃんと承知していたようです。
僕はツイッターでこんな引用リツイートをしました。
「記事単位でキーワードの網羅性ではなく、サイト単位でジャンルの網羅性が求められている」
— ヒューイ@SNSブロガー (@free30303) October 31, 2019
僕も同じように感じていました‼️
自分が読者の立場で考えたとき、網羅記事は場合によっては価値がない。
それよりも、ブログ全体にジャンルに関する情報が網羅されているほうがサイトとして信頼できます。 https://t.co/nnu7kjqSAO
へきさやさん(@hekisaya)が、僕が常日頃疑問に思っていたことについてツイートしていらしたので、思わず引用リツイートしたのでした。
やっぱりGoogle先生は、ただ単にH2見出し、H3見出しを羅列した記事を良い記事とは見なしていないのでしょう。
ウワサではライバルと同じ文字数にするために文字数を水増ししたサイトは、アルゴリズムアップデートで検索結果の順位が下がってしまったとか。
これからもどんどんその傾向は強まっていくのでしょう。
Google先生にも読者にも好かれる記事
さらに、今後はSNSからの流入を考えるべき、といった意見がどんどん増えていくと思われます。
2019年は大きなコアアルゴリズムアップデートが3回もありました。
それに対してSEOの知識で対応できる方は対応していけばいいかと思います。
しかし、先月まで普通の会社員で、副業としてブログ執筆を始めたばかりという方にSEOの専門家のような対応はなかなかハードルが高いものです。
僕自身もSEOの知識はたいしてありません。
そのような人には、アクセスはSEO半分SNS半分で集めてくる、といった考え方のほうが理解しやすいし、実践しやすいと考えます。
……ということで、Google先生にも読者にも好かれる記事を書くためのコツを、僕がAさんの記事にアドバイスした内容を借りて解説します。
導入部から本文へのつなぎを重要視する
ブログ記事の読者は情報を求めてやってきます。あなたの文章を読みにやってくるわけではありません。
ですから、記事タイトルのリンクをクリックして、最初にパッと目に入ったことが非常に重要です。
その、ほんの数秒で本文に読み進むかどうかが決まります。
その決め手となることは2つあります。
本文を読む決め手は2つ
本文を読むかどうか秒速で判断する決め手はこの2つです。
(2)興味を引かれたとき。
(1)はよく言われることだと思います。
なのでPREP法で書くのが良い、要点・結論は先に書くのが良い、と言われています。
しかし(2)もかなり重要です。
僕らは全員経験あると思いますが、調べ物をしていたはずなのにハッと気づくとなぜかSNSを見ていたりYouTube動画を見ていたりしたことありませんか?笑
インターネットではワンクリックで移動できるので、興味を引かれることがあるとどんどん脱線してしまうんですね。
記事内容が脱線では困りますが、
本文を読ませるために読者の好奇心を刺激するのはとても強力な方法
だと思います。
読者に身近な例を出して臨場感を高める
なにか、あることについて言及したときに、ただそのことを言っておしまいにしないで、読者に身近な例を出していきます。
この記事で言えば、先ほど
と書きました。
そしてそのあとに続けて
ひとつしか選べないのに多数提示されてもユーザーとしては迷うだけですよね。
と、おそらく誰でも経験したことがある例を出して、よりリアルに感じてもらえるようにしました。
ここで「あー、あるある!」と思ってくださった方は、僕の意見に耳を傾けてくれる可能性が高まります。
体験・感情を書いてリアルなイメージを抱かせる
ブログ記事は所詮インターネット上にある文字です。
読者が読むのをやめた瞬間、かき消えてしまうような存在です。
なので、読者になんらかの影響を与えようとするならば、できるだけ読者の意識のなかに入り込んで行く必要があります。
ですから、何かについて言及したらそのときにどんな体感・感情になるのかをしっかり書くといいですね。
「いや、そんなことわざわざ書かなくてもいいんじゃないの」
「ちゃんと書けば読者は想像してくれるんじゃないの」
と思われるかもしれませんが、これはなんとしても書いたほうがいいです。
情報と体感の両方を受け取らせる
例を出しますと、
『パソコン仕事で疲れたら、少しでも屋外に出ると気分転換になってその後の仕事もはかどります』
といったことを書いたとします。
読者は書かれている『情報』しか受け取りません。
しかし、
『パソコン仕事で疲れたら、少しでも屋外に出ると気分転換になってその後の仕事もはかどります。
パソコンに向かってかがみこんでいた背中を伸ばしましょう。肺の中に新鮮な空気が入ってきます。深呼吸をすれば身体の隅々までリフレッシュします』
と書いたらどうでしょう。
人間って「ハイ、両手を前に出してー」と言われるとつい出してしまう人がいるように、「◯◯しましょう」と言われるとついやってしまうんです。
実際にやらなくても、やっている自分を想像します。
すると、文章内容の『情報』に『自分の体験』がプラスされます。
「こんなふうになりますよね」と詳細に書くとそんなふうになったような気になります(^^)
実際に体験したわけではなくても体験したような気持ちになると、より深く印象に刻み込まれます。
エビデンスを提示する
ブログ記事を読んでいて、書かれていたことに対して
「え、なんでそんなことが言えるわけ?」
と思ったことはありませんか?
検索してたまたまブログを訪れた読者は、あなたのファンというわけでもありませんから、あなたが提示している情報に懐疑的であってもおかしくありません。
そこで、その情報を裏付ける根拠を出していきます。
エビデンスを出すことはネタバレではない
「情報源を出したらネタバレみたいにならない?」
「『この人、ここから情報をパクったんだね』と思われない?」
と心配する方がいますが、そうではありません。
あなたはあまたある情報を整理して読者に提供しているのです。
現代のように情報があふれている時代は、情報整理には大きな価値があります。
たまに反論を入れる
僕はちょいちょいやっているのでお気づきの方も多いと思います。
ときどき読者の気持ちを代弁する反論を入れましょう。
ついさっきもやりましたね(^^)
「『この人、ここから情報をパクったんだね』と思われない?」
と心配する方がいますが、そうではありません。
セールスライティングのテクニック
セールスライティングをする方はほぼ100%このテクニックを使います。
その理由は、読者がリアルに執筆者と会話しているような気分になるからです。
文章を書いていて「こんなことを書いたらこんな反論が来ちゃうかな」と思うことがあったら、
それをしっかり書いて、それに対する補足を書くとむしろ読者の好感度がアップします。
筆者のエピソードを語る
これは執筆者自身のブランディング戦略と関係してきますが……
自分がどうしているか、自分はこんな経験があった、といったことを書きます。
先ほど出した例でこのパターンを実践してみると
『パソコン仕事で疲れたら、少しでも屋外に出ると気分転換になってその後の仕事もはかどります。
僕は午後3時くらいになったらかならず作業の手をとめて外に出るようにしています。
近所のコンビニに行くときもあるし、ただ外を4、5分うろついて帰ってくるときもあるんですが、それでも気分転換になるんですよね』
といった感じです。
これは記事のなかで、執筆者である自分を最初からある程度出していないと、
「え、唐突に出てきたあなたは誰?」
ということになってしまうので注意してください(^^;)
「まとめ」で今一度記事内容を総ざらい
最後に『まとめ』です。
『まとめ』をそれこそ『まとめの言葉』くらいでおしまいにしてしまっている記事がけっこうあります。
まとめは『こんなこと書いてありましたよね、あんなことも書いてありましたよね』といったふうに詳細に総ざらいをしたほうがいいです。
セミナー最後にアンケートを書かせる理由
他の記事にも書いたことありますが、
セミナー講師の先生に教えてもらった、セミナー参加者満足度を上げるテクニック。
セミナー後にアンケートをお願いして、そのセミナーで学んだことを書いてもらうという『振り返り』の時間をしっかりと設けることだそうです。
ちょこちょこっとチェックだけすると完成してしまうアンケートを用意している方がいますが、それはあまりよくありません。
顧客心理をよく知っているセミナー講師は、アンケートを書く時間をセミナーの時間に組み込むくらいにガッツリとセミナー内容を復習してもらうのです。
それくらいしつこくアプローチしないと受け手の頭のなかからスルリと抜け落ちてしまうということですね。
「まとめ」を読み飛ばされないために
さらに言えば、本文と同じような地の文章だけでなく、箇条書きや表を取り入れたほうがいいです。
読者はほぼナナメ読みです。
導入部を読んで本文の見出しだけを読み、最後にまとめを読むーーだけ!と考えるくらいが丁度いいくらいです。
なので、まとめが地の文と同じだったら気づかれずに読み飛ばされてしまいますよね。
読まれるブログ記事の書き方のまとめ
いかがだったでしょうか。
記事を書くときには誰でも最初にキーワードを設定するものですが、
「このキーワードで検索する読者が知りたいことはなんだろう」
「このキーワードで検索する読者がもっと知りたいことはなんだろう」
と考えて記事作成すると良いようです。
そして、今後Google先生もその路線でいくような所見の方を各所で拝見します。
◎文字数を増やすために網羅するのは逆効果
◎Google先生にも読者にも好かれる記事を書こう
◎導入部から本文へのつなぎを重要視する
◎読者に身近な例を出して臨場感を高める
◎体験・感情を書いてリアルなイメージを抱かせる
◎エビデンスを提示する
◎たまに反論を入れる
◎筆者のエピソードを語る
◎「まとめ」で今一度記事内容を総ざらい
もし、この記事が少しでもあなたの役に立ったならば、下記リンクから感想をツイートしていただけると僕がさらにがんばって良い記事を書きます!(^^)
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