ブロガーさん
なんか『共感を得る』ってことがすごく大事らしいんですけど、具体的にどんな文章を書けばいいんですか?
その傾向はますます顕著になっています。商品情報を並べるだけでは収益化できない時代になっていますね。
マーケティングではかなり前から『共感』の重要性が認識されていました。
昔から
「商品を売るな!」
とまで言われてきたんですよ。どういうことか解説しましょう。
● 読者に共感される記事文章の書き方が分かります
● 読者に共感され、クリック率が上がり、収益が上がります
● PVはあるけど収益はイマイチ
● 新規の読者ばかりでファン読者が増えない
記事を書いても書いても収益に結びつかないのでは意味がありません。
共感される記事を書いて収益アップするように、最後までぜひ読んでくださいね!
この記事を書いている僕、ヒューイ(@free30303)は、広告会社勤務の会社員、Webマーケッター。副業ブログでは月300万の利益を出しています。
Table of Contents
商品を売るな、◯◯を売れ
アフィリエイト記事というのはたいてい商品やサービスをオススメして、アフィリリンクをクリックしてもらうというシステムになっています。
つまり、商品やサービスを売って(あるいは売るのをサポートして)いるわけです。
僕もコピーライティングの重要性は多くの記事でご紹介していますし、「売れる文章の書き方を知りたい!」という方は多いでしょう。
しかしマーケティング業界ではかなり昔から
『商品を売るな』
と言われています。
どういうことでしょうか。
ドリルを買う客が欲しいのはドリルじゃない
古くは1968年に出版されたT・レビット博士の書籍で以下のような文章がありました。
4分の1インチ・ドリルが100万個売れたが、これは人びとが4分の1インチ・ドリルを欲したからでなく、4分の1インチの穴を欲したからである
つまり、客が欲しいのはドリルじゃなくて穴だ、と。
ステーキを売るな シズルを売れ!
しかし、それよりもっと前に書かれた
『ステーキを売るな シズルを売れ!』
という書籍があります。
これは営業術の講師・コンサルタントであるエルマー・ホイラー氏が1937年に発表した書籍です。
シズルというのはジュージュー、パチパチというステーキが焼ける音です。匂いがあればさらに良しです。
お腹がすいているときに、ジュージューという音とおいしそうな匂いがしていたら、大抵の人がステーキ食べたくなりますよね。
これはもう『条件反射』とか『本能』の領域です。
ステーキを食べろ!と言わなくても食べたくなる状況にすればいいんだ、ということですね。
これからの時代は共感をアピールすべし
さて、こうやって見てきますと、ドリルの穴にしてもステーキの焼ける音にしても、やはり商品に直結したものです。
日本では現代は品あまりの時代です。生活に必要な何かがなくて困っている、という人はあまりいません。
そんななかで何かを売ろうとするとき、商品をアピールしても売れません。
では何をアピールすればいいのか?
はい、誤解を恐れずに言えば
現代は『共感』をアピールすると商品が売れる時代なんです。
共感される記事文章
『共感』をアピールして売っていきましょう。
具体的に次の4つのような特著をもつ文章が、読者の共感を得る文章と言えます。
1 読者の悩みを理解している
2 ストーリーを語っている
3 発信者の自己開示がある
4 社会貢献している
くわしく見ていきましょう。
共感される記事1 読者の悩みを理解している
人は自分の理解者が好きです。
とくに自分の悩みを理解してくれている人のことが好きです。
なので、読者の悩みを理解しているところを見せると、瞬時に信頼関係を築くことができます。瞬時に共感してもらうことが可能です。
✔️こんなお悩みありませんか?で注意を引く
「この商品はこんなにすばらしくてこんなに……」
と商品の良さをアピールしても伝わらないことがあります。いえ、むしろ多いです。
つまり、その商品が自分のどんな悩みを解決してくれるのか、ということは読者が一生懸命考えてくれることではないんです。
なのでブロガーの方が超具体的に「〇〇なお悩みはありませんか?」と問いかける必要があります。
✔️人は自分の悩みを知らない
さらに、人は自分の悩みを正確に把握していないことが多いです。
たとえば、僕は「ブログ? 以前やったけどダメだった」と言う方にこれまで3人ほど出会ったことがありますが、
3人ともどこがどうだったからうまく行かなかった、ということを把握していなかったですね。
原因をきちんと突き止めずに「ブログなんて儲からないじゃん」と決めつけていました。
人はこのように「なんかうまく行かない」「なんかダメ」で済ませていることがかなりあります。
✔️悩みは超具体的に
これは、言われてみれば誰でも実感してもらえることだと思います。
具体例を出しましょう。
(1)ダイエットしてもリバウンドばかりでお悩みではないですか? そのお悩みを解決する方法があるんですよ。
(2)がんばって3キロ痩せたのにいつの間にか4キロ増えている……そんなNさんががんばることなくストンと8キロ痩せてしまいました。
(2)のほうが「え? え? どういうこと?」と興味を引くでしょう。
具体的に数字などを出すことによってリアリティが高まります。
共感される記事2 ストーリーを語っている
人はもともとストーリーが好きです。
その理由はストーリーの登場人物に感情移入してしまうからです。
なのでストーリーを語ると共感してもらいやすくなります。
もちろん、読者(ターゲット)が共感しやすいストーリーを語る必要があります。
大まかに言って2つ、ストーリーを語る場所があります。
✔️記事構成に組み込む
記事構成でPREPを土台にしている方は多いと思います。
まず、要点や結論を話してしまってから、その理由や根拠を述べます。
そしてその裏付けとして具体的な例を挙げるのが良いとされているのですが、
ここでストーリーを語ります。
たまに初心者の方で、ここで長々と語るのは良くないのでは?と勘違いされている方がいます。
実際はそんなことはありません。学生時代、授業から脱線した先生の話でもおもしろいものは熱心に聞きましたよね。
ここは文字数を稼げるポイントでもありますので、具体例はしっかり具体的に書いて行きましょう。
僕もよく『じつは僕の知り合いのTさんの話なんですけど……」と世話話っぽく書いています^^
✔️プロフィール記事
ブログで何がストーリーかと言ってあなたのプロフィール記事がまさにストーリーですよね。
ここを逃してはいけません。
プロフィール記事がほかの記事と決定的に違うことは、検索で読者がやって来ないということです。
つまり、ある記事を読んで「この記事はどんな人が書いているのかな」という疑問をもったタイミングで読まれるということです。
ですから、検索で来た最初の記事以上にしっかりと読まれる可能性が高いです。
ここでアピールできるあなたのストーリーを練りに練っておきましょう。
共感される記事3 発信者の自己開示がある
ストーリーを語っていると、自然にやってしまう場合もあるのですが
発信者が自己開示をすることは読者の共感を得るために非常に有効です。
人は案外、他人の短所を好きになるものです。
しかし同時に人は自分の短所を隠したい。それをあえて打ち明けてくれる人には特別な親近感を抱くのです。
自分の出生、育ち、病気、性格、環境などで「ちょっと人には言えないな」と思われることをあえて出していくと共感されます。
もちろん、自分が「知られてはいやだ」と思っていることまで出す必要はありません。
✔️SNSを上手に活用
自己開示は毎回の記事やプロフィール記事でもできますが、
やはりなんと言ってもSNSでやると効果があります。
たとえば僕と正反対の熱い性格の人だったとします。
記事ごとに「私は熱い性格なんです」と言うのは変ですが、ツイッターでの言動を見れば熱い性格なのかどうか察しがつきますね^^
共感される記事4 社会貢献している
『目標は大きなほうが良い』
という話があります。
小さな、自分だけが得する目標は周囲の人の応援を得にくいのですが、
多くの人を助ける大きな目標は周囲の人の応援を得やすいものです。
なので、「自分がそんなおこがましいこと言っていいのかな」などと躊躇せずに
大きな社会貢献的な目標を掲げると共感を得ることができます。
✔️パイを大きくしよう
以前、こんなツイートをしたことがあります。
昔、数億円の税金を収めている社長さんに教わったのですが、
— ヒューイ@月収300万会社員ブロガー (@free30303) October 6, 2019
「自分だけ儲けよう」と思っているとパイの奪い合いになる。そのパイをどうやったら大きくできるかを考えると、自分の取り分もどんどん巨大化していくんだよ。
こういう助言って自分がその立場になってはじめて理解できるものですね。
これは実際に、ある県下で納税額1位という大会社の社長さんに聞いた話です。
要するに、
会社を大きくすることを目指すのではなく
社会を良くすることを目指すと、ビジネス(収益)が大きくなる
というお話と僕は理解しました。
人は誰かを応援すると応援される。
人は誰かを支えるために働くと、自分も支援される。
僕はそんなふうに実感しています。
共感されない記事文章
ちなみに共感されない記事文章とはどのようなものか、ちょっとお話ししましょう。
これは
『読者の悩みを理解していない』
『ストーリーを語っていない』
などと考えてもイマイチ違うように思いますね。
そこで僕が「これは共感できないよね」と実際に感じたブログ記事文章の例を挙げてみます。
まったくの主観です^^
1 不必要なギャグが多い
2 話の論理展開が強引
3 読者の知らない領域にどんどん進む
こちらもくわしく見ていきましょう。
共感されないダメ記事1 不必要なギャグが多い
わりと年齢が上の方に多いように思うのは僕の気のせいでしょうか。
ダジャレを連発して部内を白けさせる部長のような感じです。
記事を読みに来ている読者は情報を求めてやってきているのに、
不必要なギャグが多く、しかも吹き出しになっていて目が留まってしまうので、求める情報がどこにあるのかよく分かりません。
共感されないダメ記事2 話の論理展開が強引
話の論理展開が強引だと共感できません。
とくに具体的な事例が出ていて、それに対する感情について。感情はかならずしもみんな同じではありません。
たとえばコートを買いに行って店員さんに「このコートは今年大人気で当店でもすごく売れてます」と言われたら誰でもどうしても欲しくなってしまいますよね!
え、ちょ、ちょっと待ってください。
『誰でもどうしても』でしょうか……。
そういう場合に「人気のデザインが欲しい」と思う人と「たくさんの人が着てるデザインはイヤだな」と思う人がいると思います。
どう思うかは人それぞれ、と言えるケースでは「〜ですよね!」と言われても共感できません。
共感されないダメ記事3 読者の知らない領域にどんどん進む
読んでいるうちに話がどんどんむずかしくなって専門用語がガンガン出てきて途中で読むことを諦めた経験はありませんか?
僕はあります笑
記事タイトルをクリックして記事を読み始めたわけですから、内容はある程度予想できるもののはずなんですが……おかしい、どこでどう間違ってしまったのか……。
これは読者が間違えているのではなく、ブログのターゲティングがズレている証拠です。
ブログの文章は『小学生にでも分かるような文章』ではなく、ターゲットが気持ちよく読める文章が必須です。
そのためにはある程度の専門用語を使うことが求められますが、そのレベルがズレてしまっていると、僕が経験したような記事になってしまうでしょう。
もちろん途中で離脱です。
ツイッターは僕みたいな人見知りでもスマホでぽちぽちやってるだけでフォロワーさん1万人作れます。がんばるだけの成果が得られます!
共感される記事文章のまとめ
これからは間違いなくブロガーも共感を売っていく時代です。
でもその共感を間違えることなく、ブログ記事に取り入れていくことが大切です。
何かのヒントになれば幸いです!
◎収益化ブログは商品を売っている
・しかし、商品を売ってはいけない
・現代は『共感』を売る時代
◎読者に共感される記事文章
1 読者の悩みを理解している
2 ストーリーを語っている
3 発信者の自己開示がある
4 社会貢献している
◎読者の共感されない記事文章
1 不必要なギャグが多い
2 話の論理展開が強引
3 読者の知らない領域にどんどん進む



もし、この記事が少しでもあなたの役に立ったならば、
下記リンクから感想をツイートしていただけると僕がさらにがんばって良い記事を書きます!(^^)