今日はコピーライティングについてお話してみたいと思います。
コピーライティングというものは実生活にとても役に立つものなのですが、日本では正しい理解がまだまだ浸透していないのではないかと思われます。
しかしじつは、一般会社員ほどコピーライティングのスキルを身につけるべきなんです。
そもそも僕は10年ほど前からマーケティングの勉強をする機会を得ましたが、マーケティングの概要をひととおり知ると、こう思ったものです。
ということでコピーライティングを学び始めたわけです。
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2億円売るコピーライターから学んだ『人を動かす文章の書き方』
今日は、僕の師匠に学んだことをこの記事であなたにシェアしますね。
僕の師匠はウェブのコピーライティングをやっていた方です。現在ではコピー制作だけでなく、プロモーションやコンサルなども幅広く手がけていますが、コピーライティングをしていた時代は文章だけで120万円の商品を売ったりしていましたので、ひとつのプロジェクトで2億円、3億円の売上は当たり前、という方でした。
人を動かす文章にはパターンがある
こちらの記事でも言ってますが、コピーライティングとは『人を文章で行動させる文章』のこと、
コピーライティングスキルとは『人を文章で行動させるスキル』のことです。
そしてこちら▼でも言われているように、伝え方で相手の反応も変わるのです。
人を動かす文章の流れは次のようになっています。
- こんなお悩みありませんか?
- じつは僕も同じ悩みがありました。
- ところが今はもうまったく悩んでいません。
- なぜならば◯◯を手に入れたから。
- あなたも試してみませんか?
ひとつずつ詳しく説明します。
こんなお悩みありませんか?
マーケティングでは『お客さんの悩みを明確に言語化するだけで信頼してもらえる可能性がある』と言われています。
というのも、案外お客さんは自分の悩みが分からない、というか言葉ではっきり説明できないことが多いのです。
「いや、悩んでいる人は自分の悩みくらい分かってるでしょう?」
と思うかもしれませんね。
ところがそうでもなかったりするんです。
具体的な例でご説明しましょう。
あなたが、ある後輩ブロガーさんから相談を受けたとしましょう。この後輩ブロガーさんは、もう半年もブログを書いているのに収益が千円台です。
そうなるとおそらく相談の質問文は「ブログやっても全然儲からないです。なぜ儲からないんでしょう?」という感じになると思います。
後輩ブロガーさんは、毎日「なぜ儲からない?」「なぜ儲からない?」と悩んでいるようです。
しかし、「なぜ儲からないんでしょう?」と相談されたあなたも困りますよね。なぜならブログから収益を得られない理由はたくさんあるからです。
- そもそも記事を書いてない
- 文章がヘタで離脱されている
- 記事ネタがつまらない
- SNSで記事公開を告知していない
- 検索ニーズのないキーワードで記事を書いている
- キーワードがビッグ過ぎる
- 記事タイトルにキーワードが入っていない
- そもそもアフィリリンク貼ってない
- AdSenseが適切に表示されていない
- Word Pressテーマが特殊で記事が読みにくい
ただ漠然と「なぜ儲からない?」と考えていても、どこに原因があるのか分からなかったら解決のしようがありません。
そこであなたは後輩ブロガーのブログを見に行ってみました。
すると……
後輩ブロガーはどうやら『バドミントン』というキーワードでブログを書いているようでした。
『バドミントン』と検索すると検索結果は5千万件ほど。検索結果上位にいるのはほとんどがバドミントン協会といった公的な組織のウェブサイトです。
後輩は『バドミントン』というキーワードでがっつりブログを作ってしまっているのでいまさら
「バドミントンのブログ、やめたら?」
とは言えない状況……
これでは漠然と「ブログが儲からない」と言っていても解決しませんよね。
じつは僕も同じ悩みがありました。
さて、後輩になんてアドバイスするか?です。
「バドミントンのブログ? だからアクセス来ないんじゃない? バドミントンのブログやめなよ」
なんて言ったらどうでしょう?
後輩は穏やかな性格だから怒りはしないと思いますが、めちゃくちゃ落胆するでしょう。
僕の半年間の人生はなんだったんですかね、くらい言い出しかねません(^^;)
そこでこう言ってみました……
「あー、ブログやっているのに収益がないのはつらいよね。僕も最初の頃は利益ほぼゼロで毎日凹んでたよ」
自分も同じ悩みがあったということ、後輩の感情に共感したということを見せます。
すると後輩は
「え? ヒューイさんもですか? マジすか? みんな最初はこんな感じなのかな……」
と、勝手に良い方向に目を向けてくれました(^^)
僕が後輩の感情に共感したことで、後輩も僕に共感してくれる素地ができあがります。
そこでこう切り出します。
「僕が収益を出せなかったのは、アクセスが来なかったからなんだよね。きみのブログはどう? アクセスはちゃんと来てるの?」
これで初めてブログが振るわない具体的な理由に切り込めたといったところです。
すると案の定、アクセス解析を見ながら後輩は言いました。
「えーと……1日30アクセスくらいです」
ところが今はもうまったく悩んでいません。
さあ、この段階では『僕がもう悩んでいない』という話に入ります。
しかも、マーケティング的には
それを取り入れたら一瞬にして180度好転した
というストーリーがベストです。
実際、人生では何かを取り入れたとしてもその後の努力や継続が必要なものですが、ここではストーリーとしてのインパクトを重視します。
登場人物や関わるモノゴトが多すぎるストーリーは話の焦点がぼやけてしまうのです。
僕は言います。
「なるほど、やっぱりアクセスが少ないことが原因だね。ここをテコ入れしたら収益がぐんとあがるかもよ?」
後輩「え、マジすか? そのテコ入れって何か具体的な方法ありますか?」
僕「あるある、劇的に変わる方法があるよ」
なぜならば◯◯を手に入れたから。
後輩「なんですか? その『劇的に変わる方法』って」
僕「SNSを利用するんだ。きみのブログはバドミントンの楽しさを伝えるブログだろ? Twitterでバドミントンが好きな人やバドミントンに興味をもっている人たちとつながって、自分が楽しいブログを書いていることをお知らせするんだ」
後輩「Twitterですか? 一応アカウントはもっていますけど……」
僕「僕はTwitterからアクセスを得るようにしたら、6週間でアクセスが3倍になったよ」
後輩「うおー、SNSすごいっすね。すぐやります!」
あなたも試してみませんか?
ここでアフィリエイトなら商品のリンクをクリックさせるのですが、このお話ではそれはありません(^^)。
しかし、このストーリーの流れは、セミナーの参加、メールマガジンの登録、SNSのフォローなど、およそなんにでも応用できます。
基本的には読んだ人に行動してもらう、という目的の文章です。
実際、後輩もいま、一生懸命Twitterのフォロワーを増やしているところです(^^)
最後に
駆け足で骨子だけをお伝えしてきたので
「こんな展開でその気になって行動するかなぁ」
と疑う方もいらっしゃるでしょう。
実際には、
「この人は私のことを話してる!」と思わせたり、
「今すぐ行動しなくちゃ」と思わせたりなどの
小技もいろいろと合わせてコピーを作成します。
しかし、むしろ骨子をご説明したので分かりやすい点もあると思います。
つまり、相手の悩みを明確に言うことによって「この人は私の悩みを理解してくれている」と思ってもらうことです。
このあたりがターゲティングの話とつながってくるわけですね。
◎人に行動してもらうためにはこの順序で働きかけるべし
- こんなお悩みありませんか?
- じつは僕も同じ悩みがありました。
- ところが今はもうまったく悩んでいません。
- なぜならば◯◯を手に入れたから。
- あなたも試してみませんか?
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引きこもりで広告会社に勤務してます。メール、LINE@、ブログのアフィリで副業ざんまい。趣味はYouTube動画を見ること(マーケティング、心理学、ゲーム実況)