今日は、アフィリエイト記事で、クリックされる記事とされない記事の違いについて語りたいと思います。
キーワードで上位表示されているのに、クリックされないために収益が発生しないーーそんなのっていやですよね。
そして調べてみると、クリックされる記事とクリックされない記事には明らかな違いがあったんです!^^
この記事を書いている僕、ヒューイ(@free30303)は、広告会社勤務の会社員、Webマーケッター。副業ブログを書いて1年半ほどですが、月300万の利益を出しています。
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ブログ記事診断を頼まれました
ある方に、ブログ記事の診断を頼まれました。
なんでも、あるキーワードで検索結果1位表示されているそうなのですが、収益が発生してない、と言うのです。
「1位表示されているのに変ですよね。どうしてでしょう?」
というご相談でした。
しかし、検索結果1位に表示されていたとしても、アフィリエイトリンクがクリックされなければ収益は発生しません。
そういうことになっちゃってるのかなーと思い、記事を拝見してみました。
あるペット用品のアフィリエイト記事でした。
なるほど改良点がいくつも見つかりました。
しかし、僕が改良点を指摘するだけでは相談者さんは納得できるものとできないものがあるかもしれません。
そこで、商品は同じだけれどキーワードが違う上位サイトをいろいろと調べてみて、「あ、このアフィリエイト記事は利益を出していそう」という記事と比較してご説明しました。
その過程をあなたにもシェアしますね。
つかみがうまい
売れている記事では、冒頭からいきなり口コミが書かれていました。
じつはこの商品、公式サイトに口コミがないんですよね。
そこを知ってての作戦なら、この記事の執筆者さんはかなりの凄腕アフィリエイターです。
誰でも、どんな商品でも、『購入者の口コミ』は気になりますし、あったら読みたいと思いますよね。
なので、この記事を読んだ方は思わず先を読み進めてしまうんじゃないかと思います。
一方、相談者さんの記事は、商品の安全性や製法のこだわりについての文章からスタート。
しかし、これって公式サイトも書いてることなんですよね。
公式サイトを見てから、口コミを求めて検索する方って一定数いると思うので、公式サイトの文の繰り返しは要らないですよね。
ここでサイト離脱される原因にもなりかねません。
お客さんのことを知る
全米No.1のセールスライターであるジョセフ・シュガーマンの『シュガーマンのマーケティング 30の法則』によると、
『3 顧客の特徴(を知ること)』は非常に重要であると書かれています。
何がお客さんを買う気にさせるのか、その商品を買う感情的・合理的理由を探れと言っています。
つまり売れている記事の執筆者さんは、「公式サイトに口コミがないから、これを不満に思っているお客さんがいるだろう」と、お客さんの感情を推察したわけですね。
口コミに信憑性あり
『購入者の口コミ』はマーケティングでは非常に重要視されています。
口コミの文章自体は、売れている記事にも相談者さんの記事にもありました。しかし、見た目がだいぶ違いました。
売れている記事のほうでは、その製品を愛用しているワンちゃんの画像が出ていました。
また、どういう場所からその口コミを引用しているかきちんと分かるようにもなっていました。
先ほども言ったように公式サイトに購入者の声が掲載されていないので、この記事の執筆者さんは、SNSなどからユーザーの生の声を集めてきているんです。
SNSでの口コミなら、その埋め込みデータを貼れば嘘偽りない口コミの証拠になります。信頼性が非常に高いです。
一方、相談者さんの記事では画像はありませんでした。文字コメントのみです。
コメント主に関しては『40代女性 Sさん』といった書き方です。これでは信憑性が感じられません。
念のために相談者さんに聞いてみると、知人や知人の知人に実際にヒアリングをしたそうで、まったく嘘偽りのないコメントなんですが、
逆に嘘っぽい感じになってしまっています。これはとても残念なことです。
信憑性は非常に大事
『シュガーマンのマーケティング 30の法則』によると『14 信頼性・信憑性』も重要項目のなかに含まれています。
正直なだけでは充分ではなく、信憑性があることが大事、と書かれています。信憑性がある、というのは信用できるように作られているかどうか、ということです。
相談者さんは、とても正直に記事を書いているのですが、それが読者から信憑性があるように見えるかどうか、というのはまた別な問題なのです。
競合との比較で短所も明確に
これは製品によってできるものとできないものがあるかもしれませんが……
今回チェックした製品では売れている記事では、人気商品との徹底比較をしていました。
それによってじつはオススメ商品の短所も明確になってしまっていました。
しかしそれを正直に書いていました。
こういう短所は公式サイトでは書かれていないことがあります。
たとえば公式サイトではスタイリッシュなビジュアルをめっちゃ推していたとします。しかし、購入を検討している方は「機能性はどうなの?」と考えて購入を躊躇しているかもしれませんよね。
「ペットに使う用品なのに、ビジュアルばかりアピールして機能性に触れていないのはなぜ?」と疑う気持ちも出てきてしまうかもしれません。
さらに運悪く、たとえばSNSでクレームっぽい発言を見かけてしまったりしたら……それは買う気が失せてしまいますよね。
しかし、アフィリエイト記事でしっかりと良いところ悪いところが書いてあり、論理的に納得できる内容であったら……
非常に信頼できる記事であると感じて、その記事から購入に進む可能性が高いでしょう。SNSで多少悪口を見かけたとしても、記事の執筆者のほうを信頼してくれるかもしれません。
相談者さんの記事では、人気商品との比較はされていませんでした。製品の概要に相当する文章はありましたが、他製品との比較ということに思い至らなかったようです。
短所も活用できる
このことは『シュガーマンのマーケティング 30の法則』では『4 欠点の告知』として書かれています。
商品の短所をあえて書くことによって執筆者のことを「正直な人だ」と思ってもらえる、というわけです。
ただ、短所に関しては記事のはやいうちに出して、すぐにそれを補うような情報を付け加えることが必要です。
売れている記事では、この点も見事にクリアしていました。
CTAに工夫あり
CTAとは、最後の購入の段階でお客さんの行動をうながす文字、文章、画像のこと。
僕も以前、CTAの重要性について記事を書きました。
ASPのバナーはスルーされる恐れあり
売れている記事では、やはりCTAが非常に上手でした。
総じて、売れてそうな記事では公式サイトへのリンクがASP提供のバナーだけではないことが多いように思います。
以前、アフィリエイト記事で公式サイトへのリンクがASP提供のバナー画像だったために見逃してしまったという記事を書きました。
バナー画像はいかにも広告っぽいので人は無意識のうちにスルーするんです。
それよりも手作りのバナーのほうがしっかりと読者の目に入ります。
というか、しっかりと読者の目に入るようなバナーを作りましょう。
無地色の帯に文字が入っているような簡単なもので大丈夫です。手作りなので、色や大きさを自由に調整できますよね。
文言にもひと工夫
公式サイトへのバナー周辺の文言にも、売れている記事では工夫が見られました。
相談者さんの記事では、『(商品名)の公式サイトはこちらから↓↓』と書かれています。たしかにその通りですし、それが当然とも思えます。
では、売れている記事ではどうなっているか、というと……
『(商品名)の最安値情報はこちら』と書かれていました。思わずクリックして、ちょっと見に行ってみたくなりますよね。
そして、1記事のなかに何箇所か、公式サイトへの目立つバナーが貼ってあります。
相談者さんの記事では記事最後を含め2箇所だけ、ASPのバナーと文字リンクが貼られていました。うっかりするとどちらも見逃してしまうような危険性も感じられました。
アフィリエイトリンクはSEOに不利?
アフィリエイトリンクを記事内にペタペタ貼るとSEOに悪影響あり!といった意見を見聞きしたことがある方も多いでしょう。
しかし、SEOへの悪影響を恐れて、アフィリエイトリンクを記事の最後に1回だけ貼るとしたら……
それで、高いクリック率を叩き出せ、というほうが無理というものです。
そもそも記事は最後まで読まれないのが普通ですから、アフィリエイトリンクに気づかない読者も多いかもしれません。
もっとも良いのは執筆者から見て「ちょいしつこいかな」くらいの程度にアフィリエイトリンクを貼ることです。
それくらいでやっと『読者が気づくレベル』となるでしょう。
クリックされる記事・されない記事の違いのまとめ
こうやって比較してみると、同じ商品の記事でもかなり違いました。
相談者さんの記事は改良の余地がだいぶありました(^^)
一度に全部とはいかなくても、ひとつひとつ改良していけば、クリック率はどんどん上がっていくと思われます。
◎売れている記事はお客さんの感情を知っている
◎売れている記事は信憑性を重要視している
◎売れている記事は短所も利用している
◎売れている記事はCTAに力を入れている
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