お悩み複業会社員さん。
「ビジネスをやるならマーケティングの勉強を本格的にしたいんだけど……お金もないし、そもそも時間がとれないよなぁ」
と、そんなお悩みをお持ちの方に解決策をご提示します。
僕がこの記事でマーケティングの真髄をサクッととお教えします。
Table of Contents
マーケティングを本格的に勉強するには、お金も時間もかかる
お悩み複業会社員さんは、マーケティングを身につけるにはお金も時間もかかると考えていらっしゃるようですね。
それはたしかに本当です。
しかしそれは、あなたがマーケッターとして仕事ができるようになるほどさまざまな知識と実戦経験を身につけるようになるためには、たくさんのお金と時間がかかるーーということであって、マーケティングの真髄って案外簡単なことなんです。
僕は、マーケティング勉強マニアの社長に巻き込まれて1000万円以上の教材やセミナーや書籍を勉強させられましたが勉強したあとに振り返ってみるとじつは大事なことはシンプルだったことに気づきました。
それはたとえばダイエットの真髄は『消費カロリー>摂取カロリー』ということは誰でも知っているけれど、ライ◯ップにかなりのお金を支払って時間をかけて痩せようとする方が多いことと似ています。
たしかに、摂取カロリーだけを減らせば痩せるからそれでいい、というものではなく、仕事のパフォーマンスを落とさずに、健康的に痩せるためにはプロのコーチングが必要です。
だから高額を支払う方が多いのももっともなことなんですね。
とはいえ、僕のようにマーケティングの勉強が仕事の一部、という方でなければなかなかマーケティングを理解することはむずかしいと思います。
時間が……お金が……となって躊躇してしまいますよね。
ご安心ください。
この記事を読めばマーケティングの真髄が分かります。
この記事は5分ほどで読めますので、ぜひあなたの副業に役立ててください。
マーケティングってそもそもわかりにくい
そもそもマーケティングってわかりにくいです。昔は『市場調査』のことだと思っていた方も多いようです。
MLMだとマーケティングとは、何をいくら売ったらどれくらいの収入が入ってくるか、ということらしいですね。
ウィキペディアにかかれている日本マーケティング協会の定義では、このようになっています。
なんとなくうざいカタカナ社員をイメージしてしまいます笑
もっと根本的な理解が欲しいですよね。こっちは忙しい会社員なんです。
もっと分かりやすい言葉でサクッと説明している人はいないんでしょうか?と思って一応調べてみました。
マーケティングの真髄とは ビジネスの目的を明確にすること?
あなたはなぜビジネスをやっていますか?
お金儲け? なるほど、では年収どれくらいとりたいですか?
年収1000万円? そうなんですね。可処分所得としては3割くらいひかれちゃうのをご存知ですか?
下手をすると今より税率があがってワリに合わない労働になる可能性も……。
なんでこんな話をしているかというと、『マーケティングの真髄はビジネスの目的を明確にすること』だと言っている方がいるからなんです。しかし、あまりにも分かりにくいと思います。
単なるお金儲けがしたいのか? お金が儲かりゃなんでもいいのか?
などと訊かれたら副業にせよビジネスにせよ、「YES」という人はまずいないでしょう。
しかし、「ではあなたが収入を上げたい目的は?」と質問すると答えにつまってしまう方も多いんです。
『目標』って言葉はすばらしいイメージですが、あまりにとらわれるとそれこそマーケティングの真髄が見えなくなってしまうように思います。
マーケティングの真髄とは ベネフィットの創造?
これもよく言われることです。
ベネフィットとは『利益』や『恩恵』などのこと。つまりお客さんが得る利益ですね。
つまり購入したお客さんが得られる利益を創造するということなんでしょうが、人は必ずしも利益や恩恵があるモノを購入するわけではないようです。
昔は、消費者は合理的に行動する、と言われていました。
おおざっぱにいえば同じものなら安いほうを買うーーみたいなことですね。
ところがそうではないことが最近どんどん分かってきて、人は一時の勘定でお金を使うことのほうが自然であることが分かってきました。
となると、ベネフィットを創造しても買ってもらえないんじゃないかなぁと思ってしまいます^^
マーケティングの真髄とは 集客ノウハウ?
マーケティングは集客に始まり集客に終わる、という方がいます。
「買ってくれるお客さんがいなかったらビジネスにならないだろ?」
と言うんです。
たしかにそのとおりですね。
でも、集客ノウハウって時代とともに移り変わります。
とくに最近は、ノウハウ的なことはすぐに廃れてしまいます。
たとえば、10年ほど前くらいは『リスト取り』つまり、お客さんにメールアドレスを提供してもらって、メールマガジンでセールスを仕掛けてめちゃくちゃ儲けている方たちがいました。
今はどうでしょう。
あなたは突然飛び込んできたメールを熟読しますか?
集客は大事です。しかし、数年で移り変わることを追い求めていると肝心なことを見逃してしまうように思います。
マーケティングの真髄とは 営業促進?
マーケティングを売上をあげるための活動なので、営業促進に関わりがあることは間違いありません。
しかし、ゴリゴリに営業することが営業促進と勘違いしている方がたまにいらっしゃいます。
以前、少しコンサルをお手伝いさせていただいた企業さんの例です。
電話営業で100万円200万円の商品を販売している会社でしたが、営業部長さんは
「とにかくねばれ。客を押し込め」と販売員をあおる方でした。
なので、見ていると販売員は一日中電話をしているんですが成約に至らないという人も数多く、成約してもクーリングオフされる割合がかなりありました。
このような営業がマーケティングであるはずはないのですが、この部長さんにとっては『社員のお尻をどれだけ叩くか?』が販売促進=マーケティングのようでした。
マーケティングを上手に使えば、販売が促進されるーーというのが本来あるべき姿ですね。
マーケティングの真髄とは ブランディング?
ブランド価値を高めることも重要ではありますが、これもまた分かったような分からないような説明です。
『ブランド』『ブランディング』という言葉も、一流企業の例ならなんとか分かりますが、個人ビジネスの関するとなると分からないですよね。
自分をブランディングできればかっこいい感じになりますが、マーケティングの真髄とは言えなさそうです。
マーケティングの真髄とは 顧客のニーズを掴む?
マーケティングの概念に『マーケット・イン』と『プロダクト・アウト』というものがあります。
●マーケット・イン
顧客の意見・ ニーズを汲みとって製品開発を行うこと。6〜7割完成した時点で世に出して、その後に改良を加えるリーンスタートアップはこの考え方と思われます。
●プロダクト・アウト
会社の方針や作りたいもの、作れるものを基準に商品開発を行うこと。今までの世の中にないものを作り出す。分かりやすい例はiPhone、ウォークマン、プラズマクラスター空気清浄機など。
マーケット・インのほうが売上を立てやすいというのは素人でも分かると思います。
ラーメン屋さんが、「今日はブロッコリーラーメンの気分だ」と思ってブロッコリーラーメン(どんなラーメン?)100食作ってその日に完売させようとしてもムリがあります。注文入ってから作るマーケット・インが基本ですよね。
ですから夏が近づいたら『冷やし中華はじめました』というのは顧客のニーズを掴んでいるわけです笑
「そうか、マーケティングの真髄は顧客のニーズをつかむことか!」
と思われたかもしれませんが、ちょっとまってくださいね。
もうちょい深掘りする必要があるんです。
お客さんは自分のニーズが分からない
顧客のニーズを掴む方法でよく言われるのは
お客さんに聞きましょう
というもの。でも、お客さんって案外、自分のニーズが分からないんです。
以前、僕が相談に乗った40代の女性の方。会社員のSさん(仮名)としましょう。
「短期留学して英語を身に着けたいからはやくまとまったお金を作りたい」けど、どうしたらいい?というお悩みでした。
いろいろとお話しているときにふと「そういえばなぜ英語を話せるようになりたいんですか?」と聞いてみると、Sさんは「洋画を字幕なしで見たいじゃないですかー」とおっしゃったので「なるほどー」と返したものの
そのあとの会話で洋画の話をふってみるもSさんほとんど洋画を知らない。実際たいして見ないらしい。
「じゃあ、どうして『洋画を字幕なしで見たいから英語を勉強したい』という考えになるの????」と僕の頭のなかはクエスチョンマークでいっぱいになりました……。
さてここまで長々と引っ張ってきましたが笑
マーケティングの真髄とはいったいなんでしょう?
冒頭で『案外シンプル』と言っていますから、シンプルなことはシンプルなんですよ!
マーケティングの真髄とは◯◯◯◯
僕が考えるマーケティングの真髄とは顧客目線です。
顧客目線で考えてビジネスを組み立てることです。これがお客さんの悩みを明確にするのでベネフィットも明確になり、集客方法も明らかになりますから営業促進にもつながります。
ビジネスの目的も明確になっていきますので、自己ブランディングにもつながります。
良い商品をもっている人ほど、その商品の良さをいかにお客さんに理解してもらおうか、ということに気を取られてしまって顧客目線で考えることを疎かにしてしまうケースが多いようです。
コンサルティングが上手な方というのはつまり相談者の顧客目線になってアドバイスができる人、なんじゃないかと思います。相談者が見落としていることを気づかせてあげるのがうまい、ということですね。
さきほどのSさんのケースも、実際にSさんの目線になって収入アップや英会話学校の話をコンサルしていくと、じつは英語なんてべつに習得したいわけではなく、人生のパートナーが欲しいだけだったりします笑
まとめ
さあ、あなたはマーケティングの真髄を知りました。
お金をかけることもなく、時間も数分しか経っていません。
でも気づく方は「あ!」と声をあげるくらいに気づくことがあるのではないでしょうか。
あなたのビジネスのお役にたてれば幸いです。