新人ブロガーさん
起業するなら会社を辞めるべきかな。
すっぱり辞めちゃったほうが覚悟も決まるんじゃないかな……??
先日の記事で、会社員のまま会社を辞めずにブログ副業するメリットを5つ提示したのですが、
会社員ということに関しては、メリットがもっともっとありますので、今回はそれについて解説します。
● 会社員を辞めずに副業をするメリットを解説します
● 会社員という仕事を副業に活かす方法を解説します
● 副業または起業を予定している方
● ビジネス開始にあたって会社を辞めようかと迷っている方
先に結論を言うと、起業のために会社を辞めてしまうのは大変もったいないです。まったくオススメしません。
その理由をこの記事で解説しますので、最後まで読んで後悔のないように行動してくださいね。
この記事を書いている僕、ヒューイ(@free30303)は、広告会社勤務の会社員、Webマーケッター。副業ブログでは月300万の利益を出しています。
Table of Contents
先日の記事で提示した5つのメリット
先日の記事では会社員のままブログ副業するメリットをこんなふうに提示しました。
- 生活費の心配をすることがない。
- 仕事の効率化を考える思考が身につく。
- 会社での仕事がラクになる。
- 理想の働き方ができる。
- 自分の人生の目的が明確になる。
しかし、会社員であることに注目すると、
それについて解説していきます。
経済の安定
まずは経済的な安定という視点で見てみます。
副業で収入があがらないときも経済的に安定している
月給がありますからね。
来月どれくらいの収入があるか、だいたい分かります。
「何を言ってるんだ?」と会社員の方は思うかもしれませんが、フリーランスの方で来月の収入が未知数……なんていう方は結構たくさんいます。
副業のために資金をかけられる
ブログ副業はたしかに先行投資があまり必要ない、よいビジネスです。
しかし、多少お金をかけたくなることもあります。
たとえばWord Pressテーマを有料のものを使ってみたいとか、パソコン周辺環境をより良いものにしたいとか。
以前、バンドをやっている方が言ってましたが、
会社員のかたわらバンドをやっている人たちは経済的に余裕があるので楽器や機材にしてもミキシングにしてもお金をかけられる。それによって音楽が良く聞こえてしまう、ということは少なからずある
ということだそうです。
音楽でさえそうなんですから、ブログで勝負している僕らはなおさらでしょう。
精神が安定していられる
ネットビジネスの『失敗』ってなんだと思いますか?
……
それは、
『やめてしまうこと』
です。
やめてしまったら、どうあっても成功できないですよね。
ネットビジネスってわりと愚直に作業を繰り返しているだけでうまくいったりする側面もあるのですが、これをじゃまするものが『困窮』です。
つまりお金が無くなっちゃうことですね。
そりゃあ家賃とか水道光熱費が支払えなくなったら怖いですよね。
僕の知る限りですが、インターネットビジネスを一度は志したものの挫折してしまった方って、この『お金がなくなる恐怖』に耐えられなかった方がほとんどです。
じっくり腰をすえて作業していればよかったのに、早急に結果を求めすぎてジタバタしてしまい、慣れない投資で一気にお金が無くなってしまう……みたいなケースは枚挙にいとまがありません。
それでインターネットビジネスを諦めて、また雇われの身になるならば、最初から会社員のまま落ち着いて戦略的に副業を進めていったほうがよほどましです。人生の挫折感を味わう必要がありません。
お金を貰いながら学べる
たとえば、世の中には投資を教えるスクールや塾のようなもの、あるいは投資助言をする会社があって、一般の方たちは莫大なお金を支払っています。しかし、その投資助言の会社に勤めていたとしたら投資の知識はいやでも身につきます。
ロバート・キヨサキ氏も
営業を学ぶために営業の会社に勤め、経理を学ぶために会計事務所に勤め、将来ビジネスオーナーになったときに備えよ
と言っています。
ビジネスモデルが学べる
自分の会社がどのようにして利益を得ているか、内側から学ぶことができます。
会社の利益がどのように生み出されているか、一般的に外側から見たら分からないこともあります。
これは有名な話ですが、TOYOTAの利益は自動車を販売して得られるものだけではない、のです。
『トヨタが27兆円の金融資産を抱えている理由』東洋経済
誤解を恐れずおおざっぱに言ってしまえば、車をローンで買う人の支払う金利が利益のかなりの部分を占めているということです。
また、ビジネスの師匠から聞いた話でこんなものがあります。
昔、一世を風靡したエクササイズの先生。DVDの売上よりもDVD購入者にオススメしたエクササイズ・グッズの販売のほうでめちゃくちゃ儲けたそうです。
DVD制作にはとてもお金をかけたので収支としてはとんとん。
しかし、グッズは原価が安いので先生の名前を入れてオリジナル化しただけでDVD購入者に飛ぶように売れたとか。
そのグッズは一般発売されていません。それだけに類似商品より割高でも買ってしまうんでしょうね。そして一般販売されていないのでDVDを購入した人でないと、そんなグッズがあることすら分かりません笑
世の中にはいろいろなビジネスモデルがあるので、自社や関連企業がどこで儲けているのかを観察するのはとても勉強になります。
企業の戦略が学べる
これは努力が必要かもしれません。ただ単に会社で働いているだけでその会社の戦略が分かるかというとちょっと疑問も残ります。
しかし、自分で仮説をたててみたり、上司にそれとなく訊いてみることで自分の会社が業界のなかでどういうポジションを狙っているか、などの戦略が分かるかもしれません。
こういうのって『信長の野望シリーズ』なんかが好きな方なら非常に面白く思って貰えるんじゃないかと思います。
むかーし読んだ星新一さんのショートショートで、産業スパイが潜入した会社で出世して社長になっちゃう、という話があったように記憶しています笑
あ、でもひとつだけご忠告させてください。
自社の戦略の穴とか見つけてもそれを同僚や上司に話したりしないほうがいいです。
会社はあなたにそんなことを求めていませんので、「ウチの会社、やばいな」と思ったらそっと立ち去るのが一番です^^
社会的信用について学べる
優秀な営業マンが会社から独立したらまったくお客さんを取れなくなってしまった……なんて話はよく聞きますよね。
コンビニのレジに立っていれば、バイト初日の大学生にでもお客さんはクレジットカードを渡してくれます。
また、ローンを組んだりアパートを借りたりするときに勤め先を報告するのも、会社の社会的な信用を利用しているからでしょう。
もし、会社を辞めたとしたら代わりに何をもっているべきか、そういうことも考えておくと役に立ちます。
経営者の発想が学べる
「社長が何考えてるかなんて知らないよ」
と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。こんな実話があります。
僕の友人のお母さん、Tさんの話なのですが、職場で自席が「とても仕事ができる環境じゃない」と上司に訴えたんだそうです。
その会社はヤフーなどがやっている社員の固定席がない『フリーアドレス』とはやや違うのですが、デスクが大きなテーブルになっていて定期的に席替えをするんだそうです。
ただその席は会社によって決められて、決まったら一定期間そのまま。今回Tさんが座ることになった席がオフィスのなかでちょうど凹んだようになっている空間に離れ島のように3名だけ座る席。しかも両隣の男性が、ひとりはタバコ臭いうえに普通の話し声が並外れて大声、もうひとりは貧乏ゆすりと独り言、ガムをくちゃくちゃと音をたてて噛むーーなどなどでTさんノイローゼのようになってしまったそうです。
課長に相談に言ったところ、話は聞いてもらえたものの、最終的な回答は「ひとりひとりのわがままは聞いていられない」で席を替えることは却下だったそうです。
仕事の生産性が下がるくらいに参っていたために上司に相談したのですが、まったく埒が明かず、結局Tさんは次の席替えまで有休を使うはめになってしまいました。
なぜ『経営者の発想が学べる』というところで、この話しをしたか、お分かりいただけましたか?
課長は、基本的には自分の上司と部下のどちらの言い分に味方したほうが【自分のためになるか】は明白ですよね。つまり課長の回答はおそらく部長の回答であり社長の回答です。
定期的に席替えをするのは会社(=上司)のルールです。そしてTさんが「隣の席の人がイヤ。私だけ席替えして」と言ってきたらルールに反しますから、『個人のわがまま』などと言われて拒絶されるのは目に見えています。
小学校のときだって「◯◯ちゃんの隣はイヤ」なんて理由で先生は席を替えてくれませんでした笑
では、これがTさんの能力を著しく損ない、会社に損失を与えるのだという主張だったらどうでしょう?あるいはTさんがあまりにも錯乱して労基にかけこみそうだったら?笑
労基が席替えに賛同してくれるかどうかは分かりませんが、課長が「席替えておいたほうが会社のメリットになる」と考えたら替えてくれる可能性がずっと高くなります。
会社はひとりひとりの平社員の不満を聞いているわけにはいきません。では何を重要視しているか、それを考えながら仕事をしていると経営者の気持ちが分かってきます。そしていずれ経営者になったときにブレずに行動できるでしょう。
理想の働き方について考えられる
政府が働き方について改革を押し付けてくるまでもなく、僕らは親の世代と同じ働き方はできません。
死ぬ思いで一生懸命就活しても20年経ったら会社は早期退職を提案してくるかもしれません。
45歳で早期希望退職という名のリストラ。リストラされる人とされない人の違い【会社員のヤバイ話】社内試験を受けろ受けろと煽られるので休日返上で勉強しているけれど、よく考えるとそれって本当に自分の人生に必要ではないかもしれません。
昇進試験、それ本当に受けるべきですか?見落とされている大きなデメリット少し前から「上司の様子を見て、アレが将来の自分の姿かと思うと絶望する」みたいなコメントを見聞きしますので自分の働き方は会社任せではなく、自分自身で考えていく時代になったんだと思います。
人生の目的について考えられる
会社にいると自分より10歳上、20歳上、30歳上といった方たちがいるのでその年代になったらどういう感じになるのか、わりとイメージがつかみやすいと思います。
なので『自分の人生の目的ってなんだろう?』みたいなことも、考えられると思います。
良くも悪くも自分を知るためには他人と比較しなければ具体的には分かりません。
あの人はああだけれど自分はこうしたいなど、他者を観察することで自分の目的が明確になるとおもいます。
たくさんの人から学べる
会社にいると当然のようにたくさんの人間に会いますから、人間観察がし放題です^^
人が多いのでいろいろな人間観察ができる
実際、職場ではさまざまな人間に出会います。
理不尽な上司、ウザい先輩、めんどくさい同僚、使えない後輩……。
これほどまでにさまざまな人間に会えるなんて……^^
逆に願ってもないことです。
実際、自分でビジネスをするようになったら心理学、とくに行動心理学の知識は必須です。
しかし、文献を読んでも実体験がないと
「そうなのかなぁ」
「そんな行動をする人なんているのかなぁ」
と思ってしまいがちです。
人間は基本的には、他人も自分と同じ常識、同じ基準で生きていると考えますから、実際にそのような人に会ってみないと、違う常識、違う基準の人間の存在が信じられません。
その意味で会社はかっこうの人間観察の場なのです。
人が多いので人の動かし方が学べる
さきほどのTさんじゃないですが、自分の要求を通すために交渉したり他人に動いてもらわなければいけない場面も多いです。
そういうときにどのような戦略で行動すれば人を動かすことができるのか、実験の場が豊富にあるわけです。
僕の周囲の人を見ても、営業をやっている方は人を動かすのが上手です。
Tさんのように長年勤めていても事務職で与えられた仕事をしているだけだと交渉事には疎くなります。
しかし、自分のビジネスを始めるなら他人に小突き回されてしまうようでは成功できません。
人を上手に動かすスキルというのは身に付けておいて損はないです。
自分を知ることができる
先ほども言ったように、良くも悪くも自分を知るためには他人と比較しなければ具体的には分かりません。
僕はどうしても通勤の満員電車がダメ。
しかし、かなりの時間を使って満員電車で通勤していてもまったく大丈夫な方もいます。それどころか電車内で勉強しちゃったりして……僕にはそれはできなかったなぁ。
さらに僕は、毎日同じ時間に同じ場所に行かなくてはいけない、というのが苦痛でした。
あと、与えられた業務を自分で効率的に改良してはいけない、というのも苦痛。
会社によっては「やり方を勝手に変えるな。引き継いだとおりに作業しろ」と言われ、二度手間や無駄を承知でやらなければいけないこともあるようです。
「言われたとおりのことを繰り返せばいいから、そのほうがラクじゃん」という方もいるので、自分は違うなぁと知ることができます。
会社員のまま効率的に稼ごう
会社を辞めずに会社員のまま副業することのメリット
を考えてみたら12個ありました。
人生にかなり深く関係していることもありますね。
改めて意識してみていただけるとうれしいです。
会社を辞めずに会社員のまま副業することのメリット12
・定収入があるので副業で収入があがらないときも経済的に安定している
・定収入があるので副業のために資金をかけられる
・定収入があるので精神が安定していられる
・お給料を貰いながらビジネスモデルが学べる
・お給料を貰いながら企業の戦略が学べる
・お給料を貰いながら社会的信用について学べる
・お給料を貰いながら経営者の発想が学べる
・お給料を貰いながら理想の働き方について考えられる。
・お給料を貰いながら人生の目的について考えられる。
・人が多いのでいろいろな人間観察ができる
・人が多いので人の動かし方が学べる
・自分を知ることができる
そして僕らは忙しい会社員です。
副業をやるならば、初心者といえども初月から結果を出して行きたいものですね。
その方法はこちらの記事に書いています。
初心者ブログでも初月からアクセスを増やしていく方法