「何からやればいいか分からない……」ときの対策と原始人脳の話

何からやればいいか分からなくなっている人は多い

ご自身に知識やスキルはちゃんとあるのに

「何からやればいいか分からない」

という状態になっている人はめっちゃ多い。

じつは僕もそうなっていたことがある。
だから、そういう方の気持ちはよーくわかるんです。

時間ばかりが過ぎていって、ものすごくものすごーく焦りまくる。

やりたいことがあるような無いような、
でも何かをやり始めてみると「いやいやいや、こんなことをやっていていいのか？」という焦燥感にとらわれる。

毎日がモヤモヤの連続！

脳がフリーズしてる？！

人間の脳は１万２０００年前くらいからあまり変わっていないそうですね。

僕らは原始人と同じようなOSで動いているんだとか（笑）

それなのに、現在、僕らが１日で受け取っている情報は江戸時代の人の１年分の情報だ、なんて噂があります。
少し前には、過去５年間で情報は３０倍になったとか１００倍になった、なんてことも聞いたし。

とにかく爆発的な勢いで情報が増えてるわけです。

ストレスフルな情報ばかり

しかも僕らが日々受け取っている情報は

美しい山や森の風景とか、さわやかな鳥の声とかじゃなくて

「アレしろ、コレしろ」と指図するようなめっちゃストレスフルな情報じゃないですか？

「あの映画は見なくちゃだめだ」
「このAIを使いこなせなくちゃだめだ」
「〇〇くらいのビジネス知識、知っていなくちゃだめだ」

こんな感じの情報ばっかり！
めっちゃダメ出しされてるような気分になりません？

それが短時間にドーっと津波のように襲ってくる。

古いOSで荷重負担になっている上に、情報が軒並みダメ出しのストレスフル…...
これじゃフリーズしてしまうのも当然です！

解決策は？

こういうケースの解決策は、情報を減らすのが一番効果的。

荷重負担になっているわけだから、情報を減らして脳に一息つかせるわけです。

でも、自分でかなり意識しないと、情報を絞ることってむずかしい。

だって、人間は基本的にあっちこっちの情報を取りに行っちゃうもんなんです。

僕らは新情報に目がない

また原始人の脳の話だけど、

結局のところ

「あの高い木の上にある鳥の巣のなかに卵があるかも」と思って木に登った原始人や
「この川の上流では魚を捕りやすいかもしれない」と思って森を分け入って探検した原始人のほうが

食料を確保する確率が高かった、つまり生き残った。

で、長いあいだのうちに、そういう遺伝子を受け継いだ人間ばかりになる（笑）

これ、たしか『スマホ脳』か何かに書かれていたことですよ。

で、それが僕らのご先祖様だというなら、僕らが『美味しそうな新情報』の誘惑には負けやすいのはトーゼンでしょ。

でも、

「何からやっていいか分からない」……その原因はストレスフルな情報が多いからですよ。情報を減らしましょう。

なんていう記事じゃ、全然役に立たないですよね。

だって僕らはそもそも新しい情報が好きなんだから。

情報遮断のリスク

しかも情報を「遮断」すると、良くないことも起きる。

良くないことの一番は、不安になっちゃうことでしょう。

人間は、『みんなが知っていて自分が知らない』という状況をとても嫌うんです。

まあ、原始人でいえば、これって殺されちゃう可能性もあるかもしれない状況だから、それを嫌がるのは理解できる。

だから、情報を「遮断」すると逆にイライラしちゃったり、自己嫌悪におちいったりする人もいるんですよ、実際。

これはいくらなんでも困る。本末転倒、となっちゃいます。

ライバルを出し抜く情報獲得法

そこで僕のマーケティング的アドバイスですが、

他業界のノウハウを見に行く

です。

たとえばあなたが僕のように”稼ぐ系”の教材を販売していたりするとします。

するとYouTubeに行っても、マーケティング関連やビジネス関連のチャンネルと観てしまいますよね。

チャンネル登録しているところも、マーケティングやビジネスのチャンネルだったりしません？

で、そこからです。

あえてゲーム実況のチャンネルとか、メイクを教えるチャンネルとか、料理動画のチャンネルとか、まったく関係なさそうな分野のチャンネルを探して、これを観る。

２、３個見たら、もうYouTube先生が、「あっそういうのも好きなんだね！」と、どんどん紹介してくれます。

チャンネル登録しなくてもどんどん出てきます。

これを見るだけ（笑）

自分の専門分野じゃないから、ダメ出しされてるような気分にもならない。

だから気軽に見れます。

でも、検索して出てくるチャンネルって、チャンネル登録者も多くてそれなりにすごい。

だから、学べることはたくさんあるんです。

これがめちゃめちゃ大事！

だって、自分の専門分野の情報って、自分の競合も見てるでしょ。

いわばみんな知ってる情報。

でも、他業種の情報は、競合は見てない。
しかも、『気づき』となると、あなたしか気づかないかもしれない。その情報ってすごいでしょ！

僕の師匠のひとりで、めっちゃコンテンツ作る方がいて、ほぼ毎日音声コンテンツを作ってたんだけど、

その方はお子さんとドラえもんの映画を観に行った日でも、

その映画のなかからマーケティングに役立つ『気づき』を引っ張り出してコンテンツ作ってたなぁww

要するに、やることは

「何からやればいいのかわからない……」となってる人は、

単純に脳がフリーズしてるだけだから、２、３日そっとしておいてみて。脳が回復してきます。

そして、今まで獲得していたジャンルの情報じゃなくて、まったく毛色の変わった情報を取りに行ってみる。

最初は気づきなんて得られなくても大丈夫。そのうち、何かしら「あっ」と思うことがあるから。

これに慣れてくると、何を見てもビジネスのヒントを得られるようになります。

かと言って、情報にストレスを感じないから、とってもラク。

「何からやれば……」なんて迷わないから、自分のビジネスがどんどん成長していきます。

はやいとこ、この”何を見てもビジネスのヒントを得る”っていう境地に達してみてね。